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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
これは発達障害に関したことではありませんが、
精神科・心療内科において「診断」を受けることについての心理的な利点は、
勿論その人それぞれのご事情によって違いは当然ありますが、
よく耳に致しますこととして、
その当事者様ご本人にとっての「救い」や「止まり木」
といった役割を果たしてくれる、といったことが言われています。
加えて、診断を受け、専門の主治医を得ることは、
自分の理解者を得られることにも繋がり、
その方の特性を踏まえた上での、適切なアドバイスを受けられるという、
安心感を得ることも出来るのです。
特に、発達障害を抱えた多くの方々が、ご自分自身や、
ご自分が生きている世界に対して“違和感”を持ち続けられています。
何故なら、生きることそのものが、心地良さや楽しさよりも、
苦痛や不安に満ちた体験として感じられることが多いからです。
そして、そのような漠然とした“生きづらさ”を誰とも共有できず、
独りぼっちで苦しまれています。
上手くいかないことで、自分を責めてしまわれたり、
強い自己否定感に陥ってしまわれていることも少なくはありません。
なぜ自分は人と上手くやれないのだろうか…?
なぜ人は自分のことを分かってくれないのだろうか…?
……自我に目覚めた頃から、そんな風に思い続けてこられたことへの、
一つの明白な答えを得ること。
勿論それは、その人を語る上で、その方の“特性の一部”に過ぎないかもしれません。
しかし、長年その人にとっての苦しみの原因となってきた特性について、
その正体を知ることは、多くの場合、救いとなります。
但し、そのことを知らせる(受け入れる)には、タイミングというものがあります。
その方ご自身が、自分の特性に向き合おうとされる時期であることが、
とても重要なことだと思われます。
例えば、ご本人自身が「知りたい」と望まれた時も、
そのタイミングの中の一つになり得ることでしょう。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。