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医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。
最近何かと話題に上がることの多い「ゲーム障害」ですが、
ADHDの方に関しましては、気を付けられるに越したことはないかと思われます。
何故なら、ADHDの方はその「特性」として、
脳の報酬・抑制機能の側面から、
「新規刺激が魅力的に感じられてしまう」「即座に得られる快感に弱い」
という傾向があります。
そのため、とりわけ、次々と新しいゲームが配信される「ネットゲーム」は、
意識してセーブされていかれた方が良いでしょう。
ご自分が興味のある事柄に対しての「過集中」傾向や、
時間感覚が掴みづらい傾向もあいまって、ともすると、
「気が付くと徹夜をしてしまっていた」といったことにも繋がりかねません。
そういった意味では、ADHDの方は、
ゲーム障害へのリスク要因や親和性が高いため、
ご自分とネットゲームとの上手な付き合い方・距離感を、
しっかりと見極めておくことが肝要になってくることでしょう。
例えば、ゲームをされる際には、
予めタイマー(アラーム)をセットしておき、
「鳴ったらゲームはやめる」というルール設定をご自分の中でされておくのも、
有用かと思われます。
加えて、そのことを家族など誰かに“公言”すると、より一層効果は高まります。
他にも、仕事や課題を先に終わらせ、
その「ご褒美」として、「ゲームの時間」を設けるようにされるといった、
ADHDの「先延ばし癖」への対策として使うのも有効です。
ご自分の本来のやるべきこと、取り組むことへの回避行動(先延ばし)として、
ゲームを選択されることがないように、
もしゲームをされる際には、
ご自分の特性を充分に考慮された上で、取り扱われると良いかと思われます。
このコラムを読まれて、
ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、
興味・関心を抱かれた方は、
どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。
当院では、
大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)をはじめ、
うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、パニック障害、
睡眠障害、自律神経失調症、月経前症候群、統合失調症など、
皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、
心身両面からの治療とサポートを行っております。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。