医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)でございます。
当院にご興味下さり、誠にありがとうございます。
Q:「漢方の上中下焦(しょう)とはなにですか?」
A:漢方医学の概念の1つで、身体を3つの部位に分け、上焦、中焦、下焦の三焦とします。
漢方薬は、「なんとなく体に優しそう」というイメージもあり、とっつきやすいところがメリットかと思います。
どうしても味が苦いのと(これも漢方によりますが)、基本的には粉であることを乗り越えていただけるのであれば、治療の選択肢の1つになると思います。
漢方薬は、保険収載(保険適応されるもの)されているものだけで100種類以上あり、心療内科、精神科といったメンタルの領域で有名な漢方もいくつもあります。
上焦は横隔膜から上の部分で、狭義には肩まで、広義には頭まで入ります。
中焦は横隔膜から下の部分で、狭義には臍まで、広義には恥骨部まで入ります。
下焦は臍より下で、狭義には恥骨まで、広義には足まで入ります。
よって各焦で多少の重なる部分はあります。
狭義の上焦には吐剤、中焦には和剤、下焦には瀉下剤、利尿剤を用いるというおおよその考え方はありますが、必ずしもすべてに当てはまるというわけではありません。
ご興味のある方は、診察時にご相談ください。
今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)をよろしくお願いいたします。