こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「最近、なぜか熱くないのに寝汗をかきます。」

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)でございます。

当院にご興味下さり、誠にありがとうございます。

 

 

Q:「最近、熱くもないのに寝汗をよくかきます。なぜでしょうか?」に、お答えします。

 

 

A:自律神経の乱れによるものかと思います。

 

 

自律神経は、一言で言うと、体調を管理して整えてくれている神経です。

昼間などに活動性を上げるために働く「交感神経」と、夜間にリラックスする際に動く「副交感神経」があります。

 

自律神経の働きは、主には内臓の動きを調整してくれるのですが、それ以外もあります。

その1つに体温調整があります。

私たちが普段平熱を維持しているのは、実は裏で自律神経が働いてうまく調整してくれてるからです。

 

その自律神経が何かしらの理由で動いてくれなくなると、その機能が低下することになりますので、種々の不具合が生じます。

体温調整に関して言えば、うまく平熱をコントロールできなくなります。

発汗は、体温調整のための機能の1つですが、それがうまくできないということは、「発汗すべきでないときに発汗する」という事態が生じることとなります。

「熱くもないのに寝汗をかく」というのは、まさにこのことなわけです。

このように通常ではない寝汗を「盗汗(とうかん)」と呼んだりもします。

 

自律神経の乱れの原因は、多岐にわたります。

生活習慣の乱れ、食事の偏り、運動不足、そしてストレスです。

1つ1つ見直して、直せるところから直していきましょう。

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)をよろしくお願いいたします。