こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『月経前不快気分障害(PMDD)』の精神症状を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

前回同コラムにて、月経前不快気分障害(以降、PMDD)」の大枠の特徴を記載させて頂きました。今回は、PMDDにみられる具体的な症状について書かせて頂きます。PMDDの症状は、精神症状と身体症状に大別されています。まず精神症状についてです。

 

 

PMDDの精神症状では、病的なレベルでの抑うつや不安などが問題になります中でも最も特徴的な精神症状は、著しい抑うつ気分です。空虚感を強く感じ、「気分が憂うつだ」「何もかもがつまらない」などと訴えられることが多いです。また、絶望的な気持ちや、「自分は周りの人たちと比べて劣っている」といった自己卑下の観念に襲われることもあります。通常は、著しい病的なレベルでの不安も出現し、強い緊張感やイライラ感も自覚されます。

 

 

加えて、感情面においては、情緒が顕著に不安定になり、理由なく突然悲しくなったり、普段よるも涙もろくなったりされます。他者から、少し否定的なことを言われただけでも、敏感に反応し、大泣きをされてしまうことすらあります。また、怒りっぽくなり、些細なことで他者と口論になってしまうこともあります。全体的に、感情のコントロールが酷く困難になってしまわれたような感覚を持たれることでしょう

 

 

他にも、集中力の低下や、気力の低下、疲れ易さも感じられます全体的に頭の回転にキレがなく、考えもまとまりにくくなることで、日常生活や社会生活を送られる上でも能率や効率が低下し、仕事や家事が全く手につかなくなることも起こり得るのです。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

月経前症候群(PMS)、PMDD(月経前不快気分障害)

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)、パニック症、

自律神経失調症、心身症、更年期障害、冷え性、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。