こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『To Do リスト』でネガティブ思考を追い払いましょう」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律神経失調症の多くの方は、脳疲労を伴っています。不安や心配事、悩みやストレスにより、思考は負のループを繰り返してしまうのです。そのような時に、負のループから抜け出すコツは身体を動かすことです。身体を動かすことで、頭を空っぽにして、一旦リセットするのです。

 

 

それにはTo Do リストが役立ちます。やるべきことを書き出して、何も考えずに、ひたすらそれをこなすのが一番です。思考と行動は、同時に行えるように思われがちですが、実はどちらも精一杯行いながら併行するのは至難の業なのです。そのため、集中して身体を動かせば、堂々巡りの思考を上手に断ち切ることが出来るのです。

 

 

一心不乱に身体を動かされて、「To Do リスト」に挙げられた項目をクリアされる頃には、やり遂げたという達成感と共に、いつの間にか悩みも消えていたということがよくありますので、ぜひ試してみられて下さい。

 

 

以下に、To Do リスト」を用いてネガティブ思考を追い払う際のコツを挙げておきます。

 

 

★ポイント①『やることを書き出しましょう:せっかくの機会ですので、今までやりたくても出来ずにいたこと、例えば、ずっと気になっていた場所の掃除なども、どんどんリストアップしていきましょう。家も綺麗になりますので、そういった意味でも気分が晴れ晴れされるかもしれません。

 

 

★ポイント②『上から順にこなしていきましょう:「どれからやろうかな…」とか、「次はどれにしようかな…」等と考えてしまうのはやめましょう。リストの上から順に、機械的にどんどんこなしていくことがコツなのです。

 

 

★ポイント③『積極的に身体を動かす作業がお勧めです:「やるべきこと」には、当然、計算や書き物、パソコン作業等、頭を使うようなものもあるでしょう。しかし、今回はひとまずそういったものは避けて、身体を動かす作業をリストアップされると、きっと上手くいくことでしょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、

月経前症候群、更年期障害、心身症、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。