こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「うつ病で『妄想』の症状は起こりますか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

「妄想」という言葉を聞くと、「統合失調症」や「妄想性障害」「認知症」等が真っ先に挙げられていました。そして以前は、「うつ病には妄想の症状はない」とされていましたが、近年では「妄想もうつ病の症状の一つとして考えられています(=「うつ病性妄想(妄想性うつ病)」)。但し比較的高齢者のうつ病に起こり易い傾向はあるようです。

 

 

うつ病性妄想の背景には、うつ病の症状としての「(自分に対する)無価値感」や「罪悪感」が強くなることで、以下のような妄想的な考え方に囚われてしまいます。

 

 

★「被害妄想」…皆が自分の悪口を言っていると思い込んでしまう。

★「罪業妄想」…自分は罪深い人間だと思ってしまう。

★「巨大妄想」…よりスケールの大きい罪業妄想。

★「貧困妄想」…自分には財産も資産も地位も何もないと思ってしまう。

★「心気妄想」…自分は不治の病に罹ってしまっているのだと思い込んでしまう。

★「忌避妄想」…自分は皆に嫌われ、避けられていると思ってしまう。

 

 

人は、うつ病の有無に関わらず、上記のような考えを大なり小なり持っています。しかしそれは、「ついこんなふうに考えてしまうことがあるけれども、それが考え過ぎであることは分かっている」と、自分自身の考え方の不合理性や矛盾にも気が付いているのです。

 

 

しかし、うつ病性妄想となると、その考えはご本人にとって「絶対的事実」や「確信」として認識されてしまっており、自分自身でその考え(妄想)の矛盾点やおかしな点に気が付くことができず、どんどん辛くなっていってしまわれるのです。

 

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、うつ病・躁うつ病をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

不安障害、適応障害、摂食障害、心身症、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、

月経前症候群、月経前気分不快障害、更年期障害

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。