こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「女性に見られる『慢性不眠』の2つのタイプとは?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

不眠(睡眠障害)には様々が原因やタイプがありますが、今回は女性が陥りやすい慢性不眠について書かせて頂きたいと思います。

 

 

「慢性不眠」は、「一時的な不眠」とは異なり、その方の根本的な体質が原因となっていることが多々あります。

 

 

その中でも、女性の体質由来の代表的な慢性不眠として、次の2つが挙げられます。それが、貧血由来の「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」型不体内の潤い不足による「心腎不交(しんじんふこう)」型不眠です。

 

 

「心脾両虚」型不眠は、貧血や血液量の不足(かくれ貧血)、血中の栄養不足により脳の機能が低下し、心が不安定にになって不眠に陥ります。このタイプの不眠の具体的な症状の特徴としては、以下のような事柄が挙げられます。

 

★夢をよく見る

★眠りが全体的に浅い

★日中にぼんやりしてしまうことが多い

★眠ろうとすると不安な気分に襲われる

 

 

「心腎不交」型不眠は、身体の熱を冷ます潤い(水分)が不足し、深部体温を下げられず、脳の興奮を鎮めることが難しくなって不眠に陥ります。このタイプの不眠の具体的な症状の特徴としては、以下のような事柄が挙げられます。

 

☆手足が熱くて眠れない

☆寝つきが悪い

☆口・喉・目・鼻などが乾いてしまう

☆寝汗が多い

 

 

 

このコラムを読まれて、

ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

睡眠障害(不眠症)、自律神経失調症をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、

摂食障害、パニック障害、更年期障害

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。