こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「『過剰適応』って何ですか?②」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

職場において過剰適応をされてしまわれている方は、仕事人間関係に全神経を集中していることが多いです。何とかして早く仕事を覚えよう、人の名前を覚えよう、ちゃんと笑顔で対応しよう…等々といった具合に、常に「外部」に意識を向けているのです。

 

 

その向けている意識を、少し内方向に、具体的には自己開示をすることに向けてみてはどうでしょう。自己紹介や会話のちょっとした機会に、徐々に自己開示をしていくのです。例えば、自分が気にされているようなこと(欠点)を、そういった機会にさらりと伝えておくのも良い方法です。

 

 

仕事のやりとりだけだと、その方の人柄や個性といったものは案外伝わりにくいので、業務報告をされる際に、さり気なく感想を添えてみるのも良いでしょう。

 

 

このように自己開示の方向に意識を向けることは、仕事や人間関係ばかりに集中し過ぎないという、過剰適応を防ぐメリットもあるのです。新しい環境だと、どうしても無理してまで頑張ってしまう方は、このように違う方向に意識を向けることが、実力以上に仕事をやり過ぎてしまう」という過剰適応の方の悩みを緩和してくれるのです。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、適応障害をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、摂食障害、自律神経失症、

パニック障害、睡眠障害、アルコール関連疾患、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、ネット依存など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。