こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「子どもが『将来自分はプロゲーマ―になるから1日中ゲームをするんだ』と言っているのですが…」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

親御さんや保護者の方からよく伺う言葉の中に、子どもが『将来自分はプロゲーマ―になるから、1日中ゲームをするんだ』と言っているのですが、親としてどう答えればよいのでしょうか。実際、プロゲーマ―でやっていけるものなのでしょうか?というものがあります。

 

 

プロゲーマ―(ここでは「ゲーム等でお金を稼いで生活を成り立たせている人」とします)でやっていくためには、高い運動能力や集中力、動体視力等を要します。このため、20歳代後半には引退を余儀なくされることも多く、かなり厳しい世界のようです。さすが、「e-スポーツ」と言われるだけあります。

 

 

プロゲーマ―の世界は黎明期なので、まだその道は確立されていません。ゲームが上手なのは必須で、さらにクラブチームに所属したり、スポンサーをつけたりしなくてはならないようです。賞金が沢山出る大会は海外のものが多いので、ある程度の英会話能力も必要だと思われます。

 

 

バッティングセンターで打ててもプロ野球選手にはなれないのと同様に、ゲームが上手いだけではプロゲーマ―として成立しないようです。

 

 

若者が夢に向かって邁進することは悪いことだとは思いませんが、「プロゲーマ―」という夢を語りながら、ただ漫然とゲームをされているだけのようであれば、方向性を見直す必要はありそうです。

 

 

そして「プロゲーマ―」になれなかった時や、もしくは「プロゲーマ―」としての活動を終えた後のことも、ある程度視野に入れておくことも大切なことだと言えるでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。