こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「喉のつまりや違和感~心因性の場合」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

コロナウィルスの流行により、皆様もうがいや手洗いを徹底されたり、検温や身体の違和感がないかを今まで以上にチェックされたり…等々といった心掛けを行われていることと思います。

 

 

特に、「発熱」「身体の怠さ」、そして喉の違和感(異物感)といった症状にはきっと敏感になられていることでしょう。

 

 

以前同コラムにて、「心因性発熱(ストレス性高体温)」について、ご紹介させて頂きました。今回は、喉の違和感」がストレスや心因性が理由となって引き起こされるケースについて記載させて頂きます。

 

 

かの有名なフロイト博士が、「無意識」の存在を発見したキッカケも、まさに「喉の違和感(異物感)」を訴える女性の治療が始まりでした。その女性の場合は、喉の違和感が昂じて、声が出ない(失声)状態にまで至っていましたが、その原因は心因性に拠るものでした。

 

 

当然ながら、喉の違和感」が気になられた場合、内科や耳鼻咽喉科、アレルギー科などを受診されることが第一選択肢であることに、疑念の余地はありません

 

 

ただ、そういった科をきちんと受診され、長期に渡って治療を受けられているにも関わらず、あるいは、精密検査まで受けられたにも関わらず、一向に改善の気配がなかったり、原因が特定できなかったりといった場合それは「心因(ストレス)」によって引き起こされている可能性が考えられてくるのです。

 

 

また、その症状の出現に先立って、確実にショッキングな出来事(ストレスイベント)を体験されている場合は、心因性のものである確率はさらに高まると言えるでしょう。

 

 

加えて、心因(ストレス)性の「喉の違和感」の特徴としては、「喉の奥に何か(ボールの様なもの)がつかえているような感じがするという訴えをされる方が多いことです。

 

 

そういった喉のつまり感(異物感)を訴えられる他、症状としては、咳の発作、しゃがれ声、失声、嘔気、呑み込むことの困難性、呼吸困難…等々といったものも起こり易いとされています。

 

 

もしも、このような心因(ストレス)による喉の諸症状の場合は、私たち心療内科が扱う範疇となってくることでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、自律神経失調症、心身症をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、アルコール関連疾患、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック

(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。