※※はじめに※※
当院は、あくまで心因性(ストレス性)のEDのみ対応します。
器質性(身体疾患によるもの)は、当院では診療できません。
(当院は、”ED専門病院”ではありません。心療内科の一部としてEDを扱っているにすぎません。)
この度、当院に通院中で心因性のEDに悩まれている方に、ED治療薬を非常に安価でご提供することに決定いたしました。
当院にお越しになるということは、皆さん大きなストレスを抱えていらっしゃるということです。
過大なストレスがあると、男性の場合この問題も浮上してくることが少なくありませんが、誰にも相談できない方がほとんどだと思います。
ただでさえ、ストレスを抱える中で心療内科に通院されながら、さらにこのトラブルを抱えるのは、男性にとってあまりに辛いものでしょう。
そのような精神状態で、いわゆるED治療薬などの薬を自由診療のクリニックなどで購入する精神的余裕がないのではないでしょうか。
そこで、皆さんのお悩みを解決するために少しでもお役に立てたらという思いで、販売を開始することにいたしました。
詳細な価格、販売の方法が決定しましたら、再度お知らせいたします。
なお、なるべく人の目に触れらないような売買方法を検討中です。
また、院長は男性ですので、ご安心ください。
※当院の通常の心療内科の診療を受けて頂いている方のみ、ご提供する方針です。
何とご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
【勃起不全/勃起障害(Erectile Dysfunction; ED)とは?】
勃起不全/勃起障害は、「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義されています。
よって基本的には、その方が満足な性行為を行うための勃起が得られないならば、診断可能とされます。
日本では、完全EDが約260万人、中等度EDが約870万人、合わせて約1100万人に上るとされています。
加齢に伴って増加し、50歳代前半で55%、60歳代前半では75%にもなります。
皆さんのご想像より、はるかに多い男性が悩まれているのです。
【診断】
セルフチェックの1つに、SHIMがあります。
IIEF5は、International Index of Erectile Function(国際勃起機能スコア)の略で、合計点数が21点以下の場合、EDが疑われます。
<SHIM>
この 6 ヶ月に、
1.勃起してそれを維持する自信はどの程度ありましたか 1 非常に低い 2 低い 3 中くらい 4 高い 5 非常に高い
2.性的刺激によって勃起した時、どれくらいの頻度で挿入可能な硬さになりましたか
1 ほとんど、又は全くならなかった 2 たまになった(半分よりかなり低い頻度) 3 時々なった(ほぼ半分の頻度) 4 しばしばなった (半分よりかなり高い頻度) 5 ほぼいつも、又はいつもなった
3.性交の際、挿入後にどれくらいの頻度で勃起を維持できましたか 1 ほとんど、又は全く維持できなかった 2 たまに維持できた(半分よりかなり低い頻度) 3 時々維持できた (ほぼ半分の頻度) 4 しばしば維持できた(半分よりかなり高い頻度) 5 ほぼいつも、又はいつも維持できた
4.性交の際、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか 1 極めて困難だった 2 とても困難だった 3 困難だった 4 やや困難だった 5 困難でなかった
5.性交を試みた時、どれくらいの頻度で性交に満足できましたか 1 ほとんど、又は全く満足できなかった 2 たまに満足できた (半分よりかなり低い頻度) 3 時々満足できた (ほぼ半分の頻度) 4 しばしば満足できた (半分よりかなり高い頻度) 5 ほぼいつも、又はいつも満足できた |
EDではない 22点以上
軽度EDの可能性あり 17~21点 軽度~中等度EDの可能性あり 12~16点 中等度EDの可能性あり 8~11点 重度EDの可能性あり 5~7点 |
<EHS>勃起の硬さスケール
勃起の硬さを図るめやすです。
あなたは自分の勃起硬度をどのように評価していますか? | |
グレード0 | 陰茎は大きくならない |
グレード1 | 陰茎は大きくなるが、硬くはない |
グレード2 | 陰茎は硬いが、挿入には十分ではない |
グレード3 | 陰茎は挿入には十分硬いが、完全に硬いわけではない |
グレード4 | 陰茎は完全に硬く、硬直している |
また、性交時は勃起できないが、早朝勃起やマスターベーションでは可能という場合は、基本的には心因性と考えます。
心因性勃起障害は、緊張やストレスによる交感神経亢進状態が原因と考えられます。
新婚であったり、カップルのどちらかに挙児希望が強いと男性にプレッシャーがかかり、性交時に勃起が得られないという事例が散見されます。
【原因】
大きく、器質性と機能性にわかれます。
器質性とは身体疾患によるものを指し、血管性と神経性があります。
血管性とは動脈硬化、喫煙など、神経性は代表的な疾患として糖尿病性があります。
特に喫煙は、動脈硬化などの間接的な影響だけでなく、血管収縮などの直接的な影響もあるので、性交時前には喫煙はしないようにすべきでしょう。
高圧、糖尿病患者でも、合併する頻度が高く、また重症化しやすいです。
肥満、前立腺肥大症、慢性腎不全がある場合は、EDの確率が高いです。
睡眠時無呼吸症候群もEDに影響を与えます。
神経系で特殊なものとしては、 多系統萎縮症では ED が初発症状であることが多いことが知られています。
一方の機能性とは、精神的なもので、うつ病やストレス全般によるものを指します。
また、特殊なものとして、薬剤性もあります。
薬剤性とは、何らかのお薬の副作用が原因でなっている場合です。
その場合は、可能なら該当する薬剤を中止することになりますが、必要があって内服していただいている場合も多いので、その薬剤をもらっている病院に事前に相談することが必要です。
【治療】
・原因が器質性でも心因性でも、最初はホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬が選択されます。
・ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬は、心不全などで用いられる硝酸薬やニトログリセリンなどと、内服することはできません。
同時に服用すると、全身の血管が拡張し、血圧低下を起こすため禁忌とされています。
また、α阻害薬との併用にも注意が必要です。
・また、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬とα阻害薬を組み合わせると、低血圧が起こる可能性があるので、注意が必要です。
・ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬の副作用は低血圧、聴力障害、視覚障害(まぶしく見える、青白く見える)などがあります。
<ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬が効かないと思った場合>
3剤いずれでも、一般医から無効例として紹介された患者にビデオや教材を使用して再教育すると、41.5~59%が有効であったというデータがあります。
初期治療の失敗の原因は、不適切な服用方法(油っこい食事後の服用、性的刺激をしていない、内服のタイミング間違い、数回しか試さなかった、など)が81%を占めていました。
ただ、それでもなお、効かない場合は、ED専門の医師にご相談ください。
(※当院はED専門病院ではありません)。