こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「自律神経失調症の具体的な症状Ⅳ~消化器症状編」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

便秘、下痢、それらを繰り返す過敏性腸症候群(IBS)などは、自律神経失調症で特に起こり易い代表的な症状の一つです。

 

 

腸は自律神経によってコントロールされており、その乱れによって、腸のぜん動運動(内容物を先に送る運動)が弱まったり、過剰になったりして、便秘や下痢が引き起こされるのです。

 

 

最近では、脳と腸が互いに密接に関連していることが分かっており、これを脳腸相関と呼びます。自律神経の総司令部も脳にあるため、その乱れは特に腸の不調として現れやすくなります。

 

 

元々便秘しがちな方や、下痢をしやすい方は、気づきにくいのですが、それらを「自律神経失調症」と捉えることで、治療による改善が見られる場合があります。

 

 

過敏性腸症候群(IBS)は、腸に炎症や腫瘍、潰瘍等の原因がないにも関わらず、腸の機能に異常が起こる病気で、自律神経と深く関わることが分かっています

 

 

IBSの症状には様々なパターンがあり、便秘が続く「便秘型」、下痢が続く「下痢型」、両者が交互に起こる「交代型」などの他、腹部の違和感、ムズムズ感、腹痛等が起こることもあります。

 

 

自律神経失調症による便秘・下痢、過敏性症候群などは、自律神経の安定を図るセルフケアを行うと共に、併せて医学的な治療を受けると効果的ですので、早め早めに対処されることをお勧め致します。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

自律神経失調症、過敏性腸症候群(IBS)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、

摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

機能性ディスペプシア(FD)、更年期障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。