こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「大人の発達障害です、『ペットを飼うと良い』と耳にしたのですが…?」【大人の発達障害】

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

思春期になってから自閉スペクトラム症(以下、ASD)に気づいた方の場合それまで多くの人と交流を持ち、会話をされてきているため、人付き合いを減らすと、フラストレーションを感じることがあります。コミュニケーションの不足を感じ、誰かと関わりたいと思うのです。しかし、人と関わろうとすると、また失敗し傷ついてしまいます。

 

 

この問題の解決策の一つが、ペットを飼うことです。ペットは、もちろん言葉は通じませんが、まるで話を聞いてくれているようで、親しく付き合うことが出来ます。ただペットに語りかけ、ペットがくつろぐ様子を見るだけでも、リラックスできる方もいらっしゃられます。

 

 

ペットに、今日一日の出来事やご自分の身に起きたこと、嬉しかったことや悲しかったこと等を語り掛けていると、次第に心が安らいでくることに気が付かれるでしょう。ペットはどんな時でもあなたの傍で、あなたの言葉に耳を傾けてくれるので、誰に遠慮することなく、自由にのびのびと話すことができます

 

 

また時には、ペットを飼われていることで、人との関わりや会話が促進されることも珍しいことではありません。ペットを飼うと、他の飼い主との間に共通の話題が出来ます。ペットを介して友人が出来ることもあります。

 

 

ペットを飼われる際は、犬や猫、魚や小鳥などといった、ご自分にとって「飼いやすい」ペットを選ばれることをお勧めします。世話で困った時に、家族や友人に相談できるペットであればなお良いでしょう。

 

 

ただし、ASDの方の中には、感覚過敏がある方もいらっしゃられます。聴覚や嗅覚、触覚等の感覚面に特性が強くある方は、ペットを飼うことが感覚的にストレスとなってしまわれるケースがあるので、注意が必要です。ペットの見た目は好きでも、鳴き声やにおいを苦痛に感じてしまわれたり、触った時の感覚が苦手であったりします。ペットを家に迎え入れる前に、事前にペットと触れ合い、その点が大丈夫かどうか、きちんと確認されると良いと思われます。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

大人の発達障害(ASD、ADHD含む)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。