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【心療内科Q/A】「炭水化物の摂り過ぎは、身体を疲れさせるのですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

美味しく食べることが一番なので、炭水化物を無理に抜く必要はありませんが、だからと言って摂り過ぎもよくありません。何故なら、朝・昼・晩の三食とも炭水化物をたっぷり摂ると、一気に交感神経が優位になり、食後はその反動で副交感神経の働きが急上昇してしまうからです(=糖質過多状態)。この急転換により、身体はだるさや疲れを感じたり眠気に襲われたりしてしまうのです

 

 

自律神経を整える上で、推奨される食事のとり方は、3回の食事の内、しっかり炭水化物を摂るのは1回にすることです。朝はパンやご飯をしっかりと食べて、昼食は炭水化物を控えめに軽めのメニューにするといいった取り方が理想的です。それにより、午後は眠くなって仕事が捗らない…等といったことを防ぐこともできます。

 

 

だからと言って、お昼に大好きなカレーライスやラーメン、かつ丼が食べられない…と思うと、却ってストレスとなり、自律神経が乱れてしまっては、本末転倒になってしまいますそんな時は我慢をするとストレスなので、食べてしまってOKです。ただ、ご飯や麺などの炭水化物は半分にされてみられると良いでしょう。何故なら、これで「食べたい!」という欲求は案外満たされてしまうので、意外と満足するものなのです。

 

 

但し、一食抜いてしまうのはお勧めできません例えば、昼食抜きでいきなり夕食を摂られると、血糖値は急激に上昇してしまいます。加えて、夕食のカロリーがエネルギーとして代謝されず、脂肪となってそのまま体内に貯蓄されるため、体重増加にも繋がってしまいます。お昼は、炭水化物の摂り過ぎには気を付ける必要がありますが、少しは何か必ずお腹に入れておきましょう。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

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当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、心身症、

摂食障害(過食症)、パニック症、強迫症、適応障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

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