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【心療内科Q/A】「『我が子の診断』により大人の発達障害に気付くことはありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ご自身が大人になってから発達障害に気づく(=所謂「大人の発達障害」)キッカケは幾つか存在してします。前回は「就職活動を契機に気づくことがある」ということを記載させて頂きました。他にも、自分の子どもが発達障害と診断されたことがキッカケとなることも少なくありません。

 

 

なぜ発達障害が起こるのか、その原因は未だ解明されていません。ただ、原因の一つとして遺伝子との関わりが研究されています。同じ遺伝子を持つ“一卵性双生児”の内の一人が発達障害であった場合、もう一人も発達障害である確率は「40%~98%」とかなり高いことが分かってきています。

 

 

この結果から、発達障害が単純に親から子へ遺伝すると考えるのは早計です。しかし実際に、発達障害のお子さんの付き添いで医療機関・教育機関等を訪れたご両親の内のどちらかの方に、発達障害の特性と考えられる言動や行動が見られるケースはかなりあると言えるでしょう。

 

 

そして、お子さんが発達障害であると診断されたことを契機に、「実は自分にも我が子と共通する特性がかなりあるのです…と打ち明けられる方もいらっしゃられます。

 

 

もしそのように感じられたら、その悩みを一人で抱え込まず、医師や専門家に相談し、必要に応じては、“ご自身がより生きやすくなるため”にも、適切な対処法を身につけていかれることをお勧め致します。

 

 

 

このコラムを読まれまして、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、

大人の発達障害(自閉スペクトラム症、ADHD含む)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、ネット依存、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。