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【心療内科Q/A】「『パニック障害』について教えて下さい①」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

パニック障害とは、これまで同コラムにてご説明させて頂きましたパニック発作が繰り返し出現し、かつ、発作がまた起きるのではないかという「予期不安」が頭から離れない場合に、その診断名がつきます。

 

 

そもそも何故パニック障害が起こるのか、その原因は未だ明確にはされていません。ただ、交感神経が意図せずに興奮(昂揚)するために発作が出現するというメカニズムは明らかになっています。

 

 

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は主に身体を動かす神経、副交感神経は身体を休ませる神経であり、昼間は交感神経が優位に、夜間は副交感神経が優位になります。

 

 

パニック障害では、この自律神経の内の交感神経が、その働きが必要とされていない時に、勝手に動いてしまう、つまり誤作動を起こしてしまうのです例えば、100メートル走をしたり、突然怖い物に遭遇したりした際、私たちは誰でもドキドキしたり、心臓の鼓動や呼吸が速くなったりします。それは、そうなる必要性が身体に生じているからなのですが、パニック障害の方は、今そうなる必要がないにも関わらず、勝手に交感神経が興奮してしまうのです。

 

 

パニック障害の方は、最初に一般内科等に掛かられると、自律神経失調症と言われるかもしれません。確かにそれはそれで間違ってはいないのですが、医学的に的を射た病名であるかというと、やや趣が異なってくることでしょう。またパニック障害の方は、空間恐怖・広場恐怖といった恐怖症を伴いやすいことも大きな特徴の一つでしょう(勿論、恐怖症を伴わない場合もあります)。

 

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、パニック障害(パニック症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病、適応障害、自律神経失調症、

摂食障害、睡眠障害(不眠症)、心身症、恐怖症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、不安症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群、社交不安障害、ゲーム障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。