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【心療内科 Q/A】「30代以降の筋肉を増やす『スローエクササイズ』って何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

加齢(エイジング)による筋肉量の減少は、30代に入った頃から始まり、女性よりも男性、上半身よりも下半身において、より顕著に現れます。40代後半になると、20代の頃に比べると、筋肉量が10%も減っています。

 

 

これは日常生活の中では中々意識されないことですが、例えば20代の頃と同じ感覚でいきなり階段を駆けあがったりされると、てきめんに分かります。

 

 

筋肉量の維持にはスローエクササイズがお勧めです。スローエクササイズは、ジョギングのような有酸素運動と似ているように聞こえますが、全く別のものです。

 

 

有酸素運動は酸素を取り入れながら、一定の時間、大抵は20分以上を要して行います。主に「赤筋」を使うエクササイズです。赤筋とは、遅筋繊維とも言われ、毛細血管に富み、持久力にあずかる筋肉です。一方、無酸素運動では、速筋繊維と言われる白筋が主に鍛えられます。

 

 

スローエクササイズは、この無酸素運動に属するような運動を、ゆっくり時間を掛けて行うことで、主に白筋を鍛えて筋肉量を増やします例えば、腕立て伏せや腹筋運動、スクワットなどをゆっくりと行うといった運動法です。

 

 

そうされることで、本来なら無酸素運動で誘発される脳からの成長ホルモンの分泌が促され、これが白筋を増やしてくれます。赤筋、白筋共に増やすことで、体力面での踏ん張りや持久力がつくようになるのです。

 

 

「心身相関」という言葉通り、心と身体は密接に関連しています。もし、体力の低下やそれに伴う疲れ易さによって、気持ち(心)にも余裕がなくなってしまっているような際は、ご自身の日々の運動量を見直されてみるのも良いのかもしれません。また、復帰前のブラッシュアップのトレーニングとしても役立つことでしょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

心身症、うつ病、躁うつ病、不安症、適応障害、

睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、強迫症、

摂食障害(過食症)、パニック症、ストレス関連障害、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、更年期障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。