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【心療内科 Q/A】「自律神経失調症の『症状』を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律神経失調症は、

「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的な病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」

と定義されています。

 

これを分かり易く言い換えますと、

 

  1. 自律神経の機能障害によって、心と身体に原因不明の様々な不調が現れる
  2. 病院で検査をしても臓器や器官に病的変化が認められない

 

……という意味になります。

 

 

「不定愁訴」とは、例えば「頭が重い」「気分が落ち込む」「めまいがする」等が、現れたり消えたりする不快な症状なのですが、検査をしても原因が不明なものを呼んでいます。

 

 

よって、頭痛、肩こり、倦怠感、胃の不調といった辛い自覚症状があるにも関わらず、病院の検査では異常が見つからない…という方は、自律神経失調症である可能性も視野に入れられた方が良いのかもしれません。

 

 

自律神経失調症の症状は、その方によって個人差が大きいのが特徴です。そして、身体的な不調だけでなく、精神面における不調を伴うケースも多くあります

 

 

身体症状の代表的なものとしては、頭痛、肩こり、動悸、息切れ、喉の異物感、立ちくらみ、手足の痺れ、腹部不快感、下痢、便秘等が挙げられます。

 

 

精神症状の代表的なものとしては、イライラや憂うつ感、不安感の増加、好奇心の喪失、集中力・記憶力の低下等が挙げられます。

 

 

全身症状の代表的なものとしては、眩暈、夜眠れない、食欲減退、疲れやすく力が入らない、といったことが挙げられるでしょう。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、睡眠障害(不眠症)、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。