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【心療内科 Q/A】「自律神経を整えるお勧めの『食材』とは…?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

数ある食品の中から、コンスタントに食生活に取り入れることができ、かつ自律神経の安定に効果的な食材ベスト3を挙げるとするならば……

 

鶏むね肉

しょうが

トマト

 

……になることでしょう。

 

 

「鶏むね肉」には、疲労回復に役立つ「イミダペプチドという成分が、「しょうが」には身体を温める「ショウガオール」や「ジンゲロール等の成分が、「トマト」にはリラックスを促す「GABA(ギャバ)」や抗酸化作用のある「リコピンが豊富で、それぞれ自律神経を整える上で、非常に役立ちます。

 

 

「鶏むね肉」「しょうが」「トマト」は、3つとも、どの季節でも手に入れやすく、かつ様々な料理に使ったり合わせたりしすい食材ですので、ぜひ頻繁に活用されてみられて下さい。

 

 

 

ここからは余談になりますが、上述の「イミダペプチド」「ショウガオール」「GABA(ギャバ)」等は、既に過去、同コラムに何度か登場していることにお気づきの方もいらっしゃられるかと思われます。

 

 

「イミダペプチド」は、『疲労回復を食材から考えよう』という内容の際に登場しています。イミダペプチドを含む他の食品としては、マグロやカツオといった回遊魚(スタミナが必要とされる生き物)にも多く含まれています。ただ惜しむらくは、いつでも手に入るというものでもなく(旬があります)、やや高価なものであることから、「コンスタントに食生活に取り入れる」ことはやや難しいところでしょう。

 

 

「しょうが」『冷えを解消する食材』をご紹介した際に出てきています。たまに「カレーがすごく好きなのだけれども、食べた後、必ずといってよい程お腹を下してしまう」という方がいらっしゃられますが、その理由は「カレー」は元々インドや東南アジアといった熱い国で生まれた食べ物ですので、「身体を冷やす」作用が非常に強いため、お腹を冷やしてしまうのです。ですので、このタイプの体質の方は、カレーの「隠し味」に「すりおろしたしょうが」を入れると、そういったお悩みが解消することが多いので、ぜひお試し下さい。

 

 

「GABA(ギャバ)」は、副交感神経に作用し、リラックスを促す物質として、過去にご紹介させて頂きました。入眠困難でお悩みの方に「夕食に“冷やしトマト”をメニューに加えるとよいですよといったコラムを記載させて頂いたことがあります。最近では「GABA入り」を強調した商品(チョコレートやドリンク剤など)もかなり定番化してきており、それだけ注目度の高さが伺われます。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、

パニック症、睡眠障害(不眠症)、摂食障害(過食症)、

月経前症候群(PMS)、統合失調症、強迫症、不安症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

過敏性腸症候群(IBS)、更年期障害、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。