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「社交不安症(SAD)について教えて下さい③」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

大勢の人前で話をされる際、緊張したり上がったりされることは、誰にでも起こり得ることですので、全てが病気という訳では勿論ありません。しかし、人前での不安や緊張が毎日酷くて、そのため学校や職場に行くことが辛くて仕方がなく、不登校や連続欠勤となり、日常生活や社会生活に支障が出るようになると、それは社交不安症(社交不安障害:SAD)」という病気の疑いが出て来ます。そこには、人前で恥をかくことや、他者からの視線や否定的な評価をされることを、酷く気にしてしまうという心理が働いています。

 

 

社交不安症の方が苦手とされる具体的な状況として、以下のような例が挙げられます。

 

 

人前で話すのが怖い(スピーチ恐怖

● 電話にでるのが怖い(電話恐怖

● 人前で食事をするのが怖い(会食恐怖

● 人の視線が怖い(視線恐怖

● 人前で字を書く時に手が震えてしまうのが怖い(書痙

 

 

……等といったものが挙げられます。

 

 

社交不安症の方は、このような状況下におかれますと、極度の不安や緊張、恐怖を感じてしまい、動悸や発汗、赤面、声や手足の震えなどの身体症状が現れます。こうした社交不安症の治療としては、投薬治療(薬物療法)のほか、認知行動療法といった心理療法(精神療法)の有効性も示されています。

 

 

 

当院では、

社交不安症(社交不安障害:SAD)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

パニック症、自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

摂食障害(過食症)、統合失調症、強迫症、心身症、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(心理療法)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。