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【心療内科 Q/A】「晩夏に起きる『めまい』にご注意を!」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

9月に入ってもまだまだ厳しい残暑が続きます。高温多湿によるストレスや、日々の過労などが積み重なって、夏の終わり頃は身体のバランスが崩れやすくなっています

 

 

空気が乾燥する「秋」が訪れる前に、夏のダメージは夏の内に出来るだけ回復させて、来るべき冷えと乾燥の季節に備えましょう。

 

 

高温多湿な残暑が長引くことで、特に湿気が苦手な「脾(脾胃:食べ物の消化吸収に関係)」はずっと疲労困憊状態です。この「脾」が不調を起こしてしまうと、必要な「気」や「血」を作り出すことが出来なくなり、それが「眩暈」として現れることがあります。

 

 

そろそろ気温が落ち着いてくる晩夏になって、急に立ちくらみや眩暈などを感じるようになられた場合は、「脾」の衰弱からくる気血不足が関係しているかもしれません何かと忙しい日々だと思いうますが、そういう時には一旦立ち止まって、まずは身体の養生に目を向けられることも大切なことなのです。

 

 

気」「血」を作り出すのに役立つ食べ物は、穀物、レバー、ニンニク、ほうれん草、小松菜、蜂蜜、シイタケ、栗、ナッツ類、葡萄、海老、山芋、ナツメ、黒豆、黒ゴマなどです

 

 

肉類の中では鶏肉がお勧めです。他の種類の肉に比べて、鶏肉は「気」を補い、かつ身体を温める性質が強い食べ物です。胃腸(「脾」)の機能を整えて丈夫にするので、低下していた消化吸収機能を高めてくれますかつ、鶏肉は他の肉よりも繊維が細く柔らかいため、消化に負担をかけないところも魅力です。

 

 

医食同源という言葉がありますように、晩夏の立ちくらみや眩暈でお悩みの患者様は、まずは上記の食材を積極的に摂られてみるだけでも、かなり調子が変わってくるかと思いますので、ぜひ試してみられて下さい。

 

 

 

当院では、

自律神経失調症睡眠障害(不眠症)、冷え性、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、心身症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

パニック障害、月経前症候群、ストレス関連障害、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

なお、患者様のご希望や症状によっては、保険適用内で漢方薬による治療(漢方療法も行っております。ご希望の患者様は、診療の際に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。