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【心療内科 Q/A】「双極性障害(躁うつ病)と一緒に起こりやすい病気は何ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ある病気が原因で他の病気が起こる場合を「合併症」と言いますが、2つの病気の診断基準を同時に満たすけれども、両者の因果関係は、どちらが原因とは簡単に言えない場合発症と呼びます。双極性障害(躁うつ病)と併発しやすい病気(=「併発症」)には、以下のようなものが挙げられます。

 

 

依存症:快感や高揚感を伴う物質にはまってしまい、それなしでは一時も我慢できない状態が依存症です。代表的なものには、アルコール依存、インターネット・ゲーム依存などが挙げられます。

 

 

摂食障害:極端に食事を制限する、あるいは全く食べないという「拒食」と、イライラして一度に大量の食べ物を食べたり、その後吐いたりする「過食」があります。それぞれ単独で出ることもありますが、双方を行ったり来たりされる場合もあります。

 

 

パニック症:突然激しい不安感や恐怖に襲われ、動悸がしたり、息苦しくなって「死ぬのではないか」という強い恐怖を感じたりします。救急車などで運ばれ、内科等で病気の検査をされても、何の異常も検出されません。

 

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)」:災害や事故、性暴力、虐待など、過酷な体験の後に現れる様々な精神的・身体的な症状を言います。

 

 

双極性障害(躁うつ病)単独ではなく、依存症や摂食障害などほかの精神疾患を併発されている時は、治療が軌道にのるまでに通常よりも少し時間が掛かる場合があります。治療者側も患者様も、そしてそれを見守るご家族様も、より注意が必要になってくると言えるでしょう。

 

 

 

当院では、躁うつ病(双極性障害)をはじめ、

うつ病、適応障害、不安症、睡眠障害(不眠症)、

自律神経失調症、心身症、過敏性腸症候群(IBS)

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、強迫症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。