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【心療内科 Q/A】「パニック症とうつ病は併発しやすいのですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

パニック症うつ病生涯併存率10%~65%とされており、この2つの心の病気を同時に抱えている方は少なくはありません。

 

 

この内、約3分の1の方が、うつ病がパニック症の発症より先行しており、残りの約3分の2の方が、うつ病はパニック症の発症と同時、あるいは発症後に起こっていますパニック症になると、電車やバスに乗るのが怖くなったり、独りでの外出が辛くなられたりすることで(=広場恐怖症)、今まで楽しめていた日常生活が思うように送ることが出来ずに、うつ状態になってしまわれることが知られています。

 

 

パニック症の発症が先でうつ病が後である場合、まずパニック症を治すことで、それに伴ってうつ病も改善する可能性があります(順番が逆の場合も、同様に考えることが出来ます)。

 

 

そのため、「パニック症でうつ病も併発している」と診断されたからと言って、特別なことと捉えて、心配し過ぎないようにされて下さいどちらか優先順位をつけて、パニック症とうつ病を一つずつ改善していくようにしましょう。なお、このようなケースの治療において、認知行動療法(精神療法)や投薬治療(薬物療法)の有効性が示されております。

 

 

 

このコラムを読まれまして、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、パニック症うつ病をはじめ、

躁うつ病(双極性障害)、不安症、適応障害、

心身症、自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、

摂食障害(過食症)、統合失調症、強迫症、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

過敏性腸症候群(IBS)、ストレス関連障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリングや認知行動療法)も行っておりますカウンセリングや認知行動療法をご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。