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【心療内科 Q/A】「『春』の季節のセルフケアのポイントとは?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

春(3月・4月・5月)」は、徐々に日照時間も延びて温かい陽気が増す季節です。寒さから身を守り耐え抜いていた冬が終わり、抑圧から解放される春は伸び伸び」がポイントになります。

 

 

食べ物については、春になり内臓も元気に動き出して、まず行いたいのがデトックスです。体温維持にエネルギーを取られ、活動量を抑えていた内臓は、冬の間に毒素や老廃物を溜め込んでしまいます。溜め込み過ぎると、今度は体内で「熱」を持ち、アレルギー性鼻炎やニキビなどの不調を招きます。「苦味」を含んだ緑色の野菜や、「酸味」を含む果実は、抗酸化作用に優れ、毒素による害を抑えてくれます。食物繊維を多く含んだ食材でお通じを良くしておくことも大切です。

 

 

次は運動についてです。冬の間に硬くなってしまった身体も、暖かくなるにつれてほぐれやすくなります。運動する余力が出てくる頃ですが、まずは全身の筋肉を伸ばすストレッチを習慣として始めましょう。硬くなった筋肉で無理に頑張ると、筋を痛めてしまったり、怪我の原因になったりしてしまいます。筋肉がスムーズに動けるようになれば、血行促進やデトックス効果にも繋がります。

 

 

生活習慣については、日の出も早まり、明るくなる時間も段々早くなる春は、徐々に早起きを意識されていかれるのがお勧めです。身体のリズムを春向けにリセットするためにも、起きたら太陽の光を浴びて、身体を伸ばしましょう。朝が寒い内は、無理をせず、布団の中でストレッチをし、暖かくなってきたら太陽光の下で散歩も良いでしょう。花粉症の方は無理をしないで、カーテンを開けて、屋内でラジオ体操をされてみて下さい。

 

 

今度は心の持ち方についてです。春は「曲直(きょくちょう)」と呼ばれる性質を持つ時期です。「曲直」とは、「曲がりくねりながらも、陽の光に向かって真っ直ぐに伸びる様」のことを呼びます。よって、冬に比べると、ストレスによるダメージも増大しやすくなります。無理に矯正しようとせずに、自由に伸び伸びと過ごすことが大切です。見知った場所の変化探しなどお勧めです。新しいことを始めやすい頃でもあるので、高すぎる目標は立てず、気軽に挑戦をしてみましょう。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

睡眠障害(不眠症)、心身症、ストレス関連障害、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

パニック症、摂食障害(過食症)、強迫症、

月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群(IBS)、

統合失調症、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。