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【心療内科 Q/A】「『対人関係・社会リズム療法』て何ですか?~双極性障害の再発予防~」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

双極性障害の治療法の一つである精神療法(心理療法)には、周囲の人との関係性を改善させる対人関係療法や、自分の社会リズムを掴むことを目的とした社会リズム療法があります。そして、この2つの心理療法を対人関係・社会リズム療法として組み合わせることで、双極性障害の再発リスクを減らすことが出来るとされています。

 

 

対人関係・社会リズム療法では、ソーシャル・リズム・メトリック(SRM)」という用紙を使用します。これは毎日の起床・入眠時刻や、食事、出勤などの時間の目標を定めて、実際の時間を記録しながら生活リズムを守っていく方法です。具体的には、「毎日の生活リズム」「人との接触」「自分の気分との関係」を記録することで、気分が変化するキッカケが分かり、どんな時に生活リズムが乱れてしまうかが分かります。

 

 

ソーシャル・リズム・メトリック(SRM)」記録用フォーマット、及び記入方法のテンプレートは、日本うつ病学会双極性障害委員会のホームページから無料でダウンロードが可能となっておりますので、双極性障害のセルフモニタリング・再発防止の一環として、ぜひ活用されてみられて下さい。

 

 

 

当院では、躁うつ病(双極性障害)をはじめ、

うつ病、適応障害、不安症、睡眠障害(不眠症)、

自律神経失調症、心身症、過敏性腸症候群(IBS)

パニック症、摂食障害(過食症)、統合失調症、強迫症、

月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)など

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。