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【心療内科 Q/A】「『問題解決技法』とは、どんな認知行動療法ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

うつ病になると、悩み事が次々と脳裏に浮かんできてしまい、何をどう対処したら良いのか分からなくなってしまうことがあります。また、目の前に立ちはだかる問題(課題)が、とても大きなものに感じられてしまい、気持ちばかり焦ってしまい、物事に手が付かなくなってしまいがちです。

 

 

そのような方には、認知行動療法の中の技法の一つである問題解決技法が勧められています。

 

 

問題解決技法は、①「問題を具体化する」→②「具体的な解決策を考える」→③「幾つか挙げた解決策のそれぞれの長所と短所を考える」→④「解決策を決定し、実行する」→⑤「実行した結果を評価する」…という、5つの手順で行います。上手く解決できた場合は、その方法を続け、解決できなかった場合は、再度「①~⑤」の手順を繰り返します。

 

 

ポイントは、問題(課題)や解決策(行動案)を、出来るだけ具体的かつ明確に設定し、それを一つひとつクリアすることです。また、ハードルの高さを上手に設定できるか否かもポイントになってきます。

 

 

このように、問題解決技法を使えるようになることで、抑うつや焦燥感などを引き起こしている行動パターンが修正され、目標を解決するための力が次第に身についていくのです。

 

 

 

当院では、うつ病をはじめ、

適応障害、躁うつ病(双極性障害)、自律神経失調症、

睡眠障害(不眠症)、ストレス関連障害、統合失調症、

パニック症、強迫症、不安症、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

月経前症候群(PMS)、過敏性腸症候群、心身症など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また当院では、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(認知行動療法も可能)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。