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【心療内科 Q/A】「『不眠』を放置すると、どんな病気を招きますか?」

A.

医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

不眠が続いてしまうと、様々な病気のリスクが高まることは既知の事実です多くの症例データにより、エビデンス(科学的根拠)を持って示されている事柄としては、不眠により認知症、糖尿病、高血圧、脳卒中、心臓病、うつ病、がん、感染症のリスクが高まることです。

 

 

まず、不眠が続いて不眠症になると、糖尿病のリスクが1.5倍に高まると言われています。次に、不眠症うつ病合わせ鏡のように相関しているので、不眠の方がうつ病を併発さている可能性はかなり高いと言われていますさらに、睡眠時間が不足すると、免疫力が低下するので、がん感染症に罹り易くなってしまいます。

 

 

また、睡眠時間は「肥満」とも関連していますアメリカの研究(分析疫学)によると、睡眠時間が6~9時間の方々の中で、肥満リスクが最も小さかったのが「7~8時間睡眠」の対象者でした。それよりも睡眠時間が短くても長くても肥満のリスクは高まり、とりわけ、「6時間」の人に肥満傾向が多く見られたと報告されています。

 

 

他にも、様々な研究がなされていますが、いずれにしても十分な睡眠が慢性的に得られない状態は心身に多種多様な弊害をもたらすことは確かであり、そういった意味においても、睡眠は全ての基礎となる大切なものであると言えるのです。

 

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

自律神経失調症、心身症、ストレス関連障害、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン新宿ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。