こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『朝食抜き』と『不眠』は何か関連がありますか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

毎朝きちんと朝食を摂ることは、脳にエネルギーを補給し、体温を高めて、1日の活動の準備をする上でとても大切です。

 

 

毎朝規則正しく、同じ時間に朝食を摂っていると、不思議なことに、朝食の1時間程前から胃腸や食道、肝臓などの消化器系の臓器の活動が活発になるため、自然と朝の目覚めも良くなります。朝の目覚めが良くなると、睡眠と覚醒のリズムにメリハリがつき、質の良い睡眠に繋がるのです

 

 

日本人の成人を対象にした研究では、睡眠と覚醒のリズムが乱れている方には、「朝食を食べないことが多い」「朝食の量が少なく、昼食や夕食の量は多い」といった特徴があるという報告がなされています。

 

 

もし「朝は食欲がない」というご理由で朝食を抜いてしまわれている方は、夕食を食べる時間や量を見直されてみるのも一案です。理想を言うのであれば、眠る2時間前」には夕食を終わらせておきたいところです。また、これは自律神経を整える上でも提唱されていますが、理想的な食事の朝・昼・晩の比率は「4:4:2」や「4:3:3」と言われるほど、朝食に重点が置かれているのです。

 

 

夜遅く、特に寝る前に食事を多く摂るのではなく、その分毎朝しっかり朝食を摂るように見直されることは、睡眠-覚醒リズム、熟眠感はもとより、全身の自律神経の働きも良くする秘訣でもあるのです。

 

 

 

当院では、

睡眠障害(不眠症)自律神経失調症をはじめ、

うつ病、躁うつ病(双極性障害)、適応障害、不安症、

心身症、アルコール使用障害、ストレス関連障害、

パニック症、月経前症候群(PMS)、摂食障害(過食症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

統合失調症、強迫症、過敏性腸症候群(IBS)など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。