こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『自律神経の乱れは伝染する』って本当ですか?」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

自律神経が整うことは、その方ご自身にメリットがあるのみならず、“周囲”にもにも周囲にも周囲にも良い影響が広がります

 

 

団体競技のスポーツ選手を例に挙げてみます。ある一人の選手の投入により、ピンチだった流れがガラリと変わる、ということがあります。こうした選手は自律神経が安定しており高い集中力と冷静さを保ちながらも、リラックスしたムードをチーム内にもたらしてくれるのです。この安定した自律神経はチーム内にも伝染し、不利な形成を一転有利に変えてしまう力があるそうです。

 

 

これは、職場においても同様です。例えば、大事なプロジェクトが進行している時、そのプレッシャーからメンバーの自律神経は往々にして乱れがちになります。そのような時に、自律神経が安定された方がいると、その落ち着いた立ち居振る舞いや声掛けにより、他のメンバーに安心感が伝わりますピリピリした空気が和やかになって、メンバー同士の結束が強まり、プロジェクトを成功に導くのです。

 

 

そして、それはご家庭内においても同様です。母親や父親の自律神経が安定していると、子どもの自律神経にも良い影響が及びます逆に、母親が育児に不安を抱えていたり、父親が仕事で強いストレスを抱えていたりすると、子どもの自律神経も乱れ、子どもの心身の不調に繋がることすらあるのです。

 

 

「早くしなさい」「急ぎなさい」といった常に子どもをせかしてしまうような子育てを行ってしまうと、子どもの交感神経が過剰に刺激され、落ち着きのなさを招くことに繋がります。ご家庭では、大人なゆったりと接することで、子どもの自律神経も安定してくるのです。

 

 

 

当院では、自律神経失調症をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

心身症、睡眠障害(不眠症)、過敏性腸症候群(IBS)、

摂食障害(過食症)、パニック障害、強迫性障害、

月経前症候群、統合失調症、更年期障害など

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

また、診察と一緒に、専門の心理士(臨床心理士・公認心理師)資格を持ったカウンセラーによるカウンセリング(個人・カップル・夫婦)も行っておりますカウンセリングをご希望される患者様は、診察時に医師にご相談下さい。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。