こころのペリカン便り

Column

【心療内科Q/A】「ネット(ゲーム)時間の減らし方について教えて下さい①」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

ネット依存(ゲーム依存)の方にとって、最終的な目標はネット(ゲーム)への自分自身のコントロール感(自己制御感覚)を取り戻すことに他なりません。そのためにも、徐々にネット(ゲーム)の時間を減らしていかれることが、大切になってきます。

 

 

ネット(ゲーム)をされている時間を減らすために、1日の中で、一定時間、スマホやパソコンに全く触れない「ノーネット時間」を設定するようにされるのも一つの方法です。例えば、外出時にはスマホを持ち歩かないようにするというのも一案です(仕事柄どうしても無理な場合は別ですが…)。

 

 

難しいように思われるかもしれませんが、実際にやってみると「あれ?」と感じられる位、案外平気なものでして、逆にサッパリした気分になることさえあります。

 

 

こうして定期的にスマホやパソコンに触れない時間を作っていかれることで、次第に昼夜逆転がなくなり、正常な日常生活を取り戻すことが期待できます。また、乱れていた食生活も三食きちんと食べられるようになり、必要が無い時にはスマホの電源をオフに出来るようになる等、ネットの使用時間が減るといった効果も見込まれます。

 

 

次に、ネットの世界よりも、リアルの世界を充実させるよう、心掛けてみます。他者との付き合いを面倒くさがらず、コミュニケーションを大切にする、会話をする時には相手の顔を見て話す…といった小さなことでも、コミュニケーションを取る時には大きな効果を上げるものです。例えば、相手と一緒に食事をしている際に、相手がスマホに夢中で、自分の方を見てくれなかったとしら、きっと誰であっても寂しい気持ちになってしまうことでしょう。

 

 

このようなところから、徐々に「節ネット」を始めていっては如何でしょうか?

 

 

 

このコラムを読まれまして、

ご自分の現在のご状況として気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、ゲーム障害、ネット依存、スマホ依存をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症含む)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、摂食障害、

パニック障害、睡眠障害、自律神経失調症、心身症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害、

過敏性腸症候群、アルコール使用障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。