こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「ブルーマンデーを打破する睡眠法を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

日曜日の夜になると、「ああまた月曜日が来る」と憂うつになってしまう。目が覚めても覚醒するどころか、「もう月曜日が来てしまった」と気は沈んでしまう…。所謂「ブルーマンデー」も、睡眠によって改善することが出来ます。

 

 

週末(休日)というオフタイムから、月曜日というオンタイムに上手く切り替えられない理由のひとつに「生活リズム(睡眠リズム)」の問題もあります。

 

 

例えば、金曜日の週末はつい夜遊びをしてしまい、土曜日は家族と出掛ける用事を入れていたとすれば(今はコロナ渦なので、そうとは言い切れませんが)、就寝時間が遅くなり、そのあおりを受けて起床時間も遅くなります。すると、後ろへとリズムがずれる上に、睡眠の質量ともに下がってしまうことになりかねません。

 

 

土日の朝、いつもより1~2時間多めに眠る(起床時間を後ろにずらす)程度であれば、特に問題はありませんそれはきっと、身体が必要としている眠りだからです。しかし、2時間以上、起床時間が後ろにずれこんでしまうと、翌日のリズムに影響が出る可能性があるため、注意が必要です。

 

 

週末の「起床-就寝時間」は「いつも通り」であることを心掛けて下さい。特に、平日より少し多めに眠るとしても、就寝時間は平日と同じにするのがお勧めです。

 

 

また、月曜日の朝は、思い切って、平日いつもの起床時間よりも気持ち早めに起きる、というのも、ブルーマンデー打破に効果的です。その分、少し早めに家を出て、例えば1駅分歩いてみる、喫茶店でゆっくりコーヒーを味わってみる、早めに職場について一週間のスケジュールの割り振りをしてみる……等々。やってみられると、「思っていたよりもリフレッシュして、月曜日をスタートすることが出来た」という方が多いことに驚かされます。

 

 

逆に、月曜日の朝、ギリギリまで寝ていよう、家に居ようとされると、却って出掛けるのが億劫になってしまう傾向があります。そしてそのまま「今日はもういいや、家に居よう」という気分にも繋がり易くなってしまうのです。

 

 

ブルーマンデーを打破する方法として、起床と睡眠をぜひ上手に活用されてみられて下さい。

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、睡眠障害(不眠症)をはじめ、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、自律神経失調症、

月経前症候群、統合失調症、強迫性障害など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。