こころのペリカン便り

Column

【心療内科 Q/A】「『低気圧による頭痛に効く漢方薬』を教えて下さい」

A.

医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)です。

 

 

梅雨気候が不安定な時期、そして台風シーズンといったような、気圧の急激な変化による頭痛に悩まされる方は少なくはないかと思われます。

 

 

そういった方に適している漢方薬が五苓散(ごれいさん)と呼ばれるもので、当院のような心療内科では、健康保険適用で処方することが出来ます。

 

 

「五苓散」は、低気圧などによる複数の不調(頭痛・倦怠感・ねまい等)を改善する漢方薬です。体内の水分のバランスを整え、血管の拡張や自律神経の乱れの両方に作用するようになっています。

 

 

漢方薬は、「飲むタイミング」というものがそれぞれ異なりますが、この「五苓散」は、「痛くなりそう」と感じられた時、酷くなる前に飲んでおくのがベストなタイミングとなっています。服用されておくと、「今回の低気圧には余り頭痛に悩まされずに済んだ」といった感想を持たれる方が多いです。

 

 

また、漢方薬は「誰にでも効く」という訳ではなく、その方の体質や体格、状態を見ることで、証(しょう)」を判断してから処方されます。「証」は大きく3つあり「虚証」「中間証」「実証」とありますが、この五苓散に関してはその「証」への適応が幅広いことも、よく使わる理由の一つとなっています。

 

 

 

 

このコラムを読まれて、ご自分の現在のご状況として、

気になる点がありました方や、

興味・関心を抱かれた方は、

どうぞ当院まで、お気軽にお問い合わせください。

 

 

当院では、自律神経失調症、睡眠障害(不眠症)、

大人の発達障害(ADHD、自閉スペクトラム症)、

うつ病、躁うつ病、不安障害、適応障害、

摂食障害、パニック障害、月経前症候群、

統合失調症、強迫性障害、過敏性腸症候群など、

皆さまの抱えるこころのお悩みに対して、

心身両面からの治療とサポートを行っております。

 

 

今後とも、医療法人社団ペリカン六本木ペリカンこころクリニック(心療内科、精神科)を宜しくお願い致します。